2007年4月24日火曜日

お店の日本語

この前,学生から質問をされた。

「日本で働くことになるかもしれないから,お店で店員が使う日本語を勉強する本はないか。」

北欧のアパレル「H&M」で働いているという学生だが,そこが日本へ進出するのだろうか。 詳細は聞かなかったが,話の流れからしたらそうだ。

いろいろと学校にある教材を見てみたが,そういう本はどうもないみたい…。 日本人が旅行するときに見る「旅先○○語会話」みたいなのは電子辞書に入っているけど,学生にはまだまだとても無理。

店員を含め,日本のサービス業は大変だろうと思う。 とにかく「お客様は神様」。敬語だって相当高度に使いこなさないといけない。 もし言葉遣いで客の気に障ることを少しでもしたら,客はすぐにクレームを出すというイメージもあるし。

こちらではそこまでの「上下関係」はない。ましてやカジュアルな服を売る店。学生君(男子)は,「多分,日本の店でもinformal styleで話すんでしょう?」と聞いてきた。つい最近,informal styleを勉強したばかりで,まだ2年も日本語を勉強していないのだ。

「いやー,まだ敬語も勉強していないしな…」と思いつつ,「何かいいものがないか,探してみるよ。」 と答えた…。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 こんにちは、ようです。スペインでも客がクレームを付けるのは事実ですが、店側に非が無ければ店員もはっきり意見を述べますよね。日本ではそんなことが無い(例外はありますが)わけで、外国人からすれば腑に落ちないと思うはずです。しかし日本人の気質や感覚も同時に学びたいというのであれば、そういう場で働くのは経験としては良いと思います。
 商談や研究目的で行く場合は、お互い対等に近い立場になりますから、むしろスペイン人的気質の方がプラスになるでしょうかね。

Shin さんのコメント...

ようさん、コメントありがとうございます!

どうも話を聞くと、学生君は日本へ行くわけではなく、会社自体が日本での店舗オープンのために情報を集める目的で、そういう「店の日本語」を知りたいというようなことのようで…。

スペインの会社じゃないのに、彼がそこまでのことを知っているというのも不思議だったのですが、そこまで聞く力もなく…。orz

そうですね。店側の態度はかなり違いますよね。その辺は日本に進出しているZARAなんかがよく知っていそうですね。