2007年4月21日土曜日

後期開始・スペイン語・トレド観光

2006年02月26日(日)投稿

2週間ぶりの日記です。
先週は暖かくて,日中は上着要らずでした。でも,今週はまた冬に逆戻り。雪がちらついた日も2日ほどありました。今日もとても寒かった。先週は風邪のような症状が。花粉症かと思いきや,アフリカから飛んできた砂が原因かもしれないとのこと。今週雨が降ったりして症状は治まりました。
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●先週:期末試験期間が終わり,新学期開始。後期の授業が始まる。
大学へ出勤する曜日が前と違ったりして,生活のリズムに慣れるのに時間がかかりそう。さらに,6週間集中講義をするために日本から客員教授の先生が来たり,イタリア・トリノから大学院時代同じ研究室にいたMさんがマドリードへやってきたり,と賑やかな週。
スペイン語を沢山使った…客員教授の先生はスペイン語ができるからいいが,トリノからのMさんはイタリア語はできてもスペイン語はまた違うらしく,一緒に行動したときには,自分がスペイン語を使う場面も何度かあり。このおかげでなんとなく進歩した気はする。
●今週:スペイン語のクラスが始まった。
先学期の「初級1」のクラスは無事合格したので,今学期は「初級2」。先学期はアジアンは自分とインド人だけだったが,今回は自分の他に韓国人か中国人が二人いる。スペイン語の勉強もまた始まって,気持ちが新たに。「初級2」はなるべく出席して,宿題もちゃんと出して,スペイン語をもっと上達させたい。
●今日:マドリードの南約70kmにある街・トレドへショートトリップ。
漆器の展覧会が,トレド県議会主催で行われているのを見に行った。大学のほかの先生が学生を連れて行くというので同行。
トレドはマドリード近郊にあって,AVEという新幹線のような列車に乗って30分。トレドへ向かうAVEの路線は去年11月にできたばかり。それまでは列車で1時間以上かかっていたが大幅に時間短縮され,今ではマドリードの通勤圏内に。
AVEは全席指定の高速鉄道。改札口には荷物検査のX線の機械と警備員が配備され,まるで飛行機の搭乗口のよう。チケットも飛行機の搭乗券に似ています。車内にはカフェテリアがあり,普通に街中で飲むようなコーヒーが車内でも楽しめます。コーヒーを飲んでいるとあっというまにトレドに到着。
←始発駅のアトーチャ駅。2004年3月11日,マドリード列車爆破テロの現場に近い駅でもある。
←スペインの新幹線AVEのプラットホーム。
トレドは1500年以上の歴史があり,マドリードに首都が置かれる16世紀までの間に何度か都が置かれたという街。スペインの「京都・奈良」というような街で,奈良市と姉妹都市の関係にあります。街中は狭い路地が複雑に入り組んでいて,地図が無いと迷ってしまうし,車で走るのには難しい町並み。とにかく観光客が多い街。スペイン人も訪れるし,日本人らしき観光客の姿もちらほらと。みんな地図を片手に,まるで「オリエンテーリング」のよう。
←トレド駅
←狭い路が続く街中
駅から街の中心部へバスで5分。歩いて10分ほどで展覧会会場へ。漆についての短いDVDを見た後,スペインの人々の作品,日本人の作品など,大小200点ほどを鑑賞。現代美術と漆との融合というような趣の作品も多数。
 

その後,総勢13人で街中のレストランで昼食。2時ごろから4時半ごろまでたっぷり2時間以上。ワインを飲んで,2皿の料理,デザート。最後にpatxaranという果物の食後酒まで飲む。他の観光をする時間がなくなり,急いで駅へ戻り,帰りのAVEの出発10分前。 漆という日本文化と,スペインの食文化を体験して,マドリードに戻った土曜日。

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