2007年4月21日土曜日

声優デビュー

2006年06月13日(火)投稿

昨日,マイミク・マンク君からメッセージが。 「日本人で声優の仕事ができる,40歳くらいまでの男性を探している」とのこと。詳細はよく分からないということだが,午後4時から午後10時ごろまで拘束され,給料は60ユーロとのこと。マンク君は仕事でいけないというので,自分が協力を申し出る。話はトントン拍子に進み,仕事場へ行くことに。

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そして,今日。 マドリードの中心・マヨール広場の近くの小さな広場にある「CINEARTE」という建物へ。建物内にはスペイン映画のポスターが壁に沢山かけてあって,映画の仕事らしいということがわかる。 30分ほど待って全員が揃ったので,スタジオのある3階へ。自分以外には,60~70歳代のスペイン人男性4人程度,女性3人程度。二十歳前くらいの男の子4名程度,女の子5名程度。自分と同年代の国籍不明の男性1名,そして自分。全員がそこで「出演」の時間を待つ。数名が呼ばれてスタジオ内に入っては,10分ほどで出てくる。みなよくわからないことを言わされた,と面白がっている様子。 集合してから3時間半が経とうかというころ,自分が呼ばれてスタジオ内へ。部屋の中は暗く,前面の壁に大きく映像が写し出されている。中央に譜面台のようなものがあり,そこにスクリプトが書かれた紙が置かれている。ここは映画編集スタジオのようだ。 指示を出す人が僕に説明する。まずは,テレビ番組を収録しているシーンが映し出された。ディレクターのような男が「5,4,3,2,1,アクション」と指示を出している。「あの男は中国語のような発音なので,日本語として自然な発音をして欲しい。」後でよくよく考えると,テレビの収録で「アクション」などと言わないのだろうが,その場で思いつかず。思いついても多分スペイン語で説明できない…。とにかく言われたとおりに発音。 アテレコ,難しい…。5,6回くらい言わされてOK. それからもうひとつ。番組のタイトルコールを録音するとのこと。番組名は「友だちクラブ」 ??? 「ともだーち CLUB!」? 「ともだちー CLUB!」? どこを伸ばしたらいいのかちょっと思案したが,前者で。番組名がありえないなんてことを申し出ることは,この現場では不可能な状況だった。とにかく,この有り得ない番組名を叫ぶしかなかった。なんとなく引きつった感じのタイトルコールにOKが出て,収録終了。 結局は収録終了は午後8時。スペイン人は20ユーロをもらったようだが,自分と,国籍不明の同年代の彼は70ユーロと。おいしい仕事でした。

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映画は「La maquina de Bailar」=「踊りの機械」。あの「ダンス・ダンス・レボリューション」のことです。KONAMIと提携で映画が作成されている模様(公式な予告編はこちら→http://www.youtube.com/watch?v=0ZPYc0084N8 )。どんな話の映画なのかは,さっぱりわかりません。 スペイン公開は9月下旬です!全世界公開の際にはみなさんも是非!(多分ないな…)

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